ワイキキビーチを望むテラス席のパンケーキカフェ

「この木なんの木」で有名なモアナルア・ガーデンを詳しく解説

「この木なんの木、気になる木♪」。日曜の夜、テレビのブラウン管から流れてきたあのメロディと、青空の下に広がる大きな木の映像。昭和世代なら、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。日本人にハワイの存在を広く知らしめた、日立のCMとしてもあおなじみです。

今回は、その「この木なんの木」、日立の樹がある公園、モアナルア・ガーデンをご紹介します。ハワイ旅行者がよく訪れる人気観光地であり、ハワイ在住者にとってはピクニックを楽しむ憩いの場としても親しまれています。営業時間や入場料といった基本情報から、行き方、見どころまで詳しく解説します

【目次】

1.歴史ある公園、モアナルア・ガーデン
 基本情報(入場料、営業時間など)

2. この木なんの木(日立の樹)について
 この木なんの木は何の木?
 この木なんの木はどの木?
 園内施設
 ハワイでは「ヒタチツリー」!
 木になる木の裏話

3. モアナルア・ガーデンへの行き方
 ザ・バス(市バス)で行く場合
 レンタカーで行く場合

1.モアナルア・ガーデンについて

「この木なんの木」で知られる大樹が立つのは、ハワイ・オアフ島の名所モアナルア・ガーデン。ハワイ王朝ゆかりの歴史ある公園で、かつてはハワイ王国を築いたカメハメハ王家の所有地でした。1850年にはカメハメハ5世の避暑地が建てられたことでも知られています。その後、1884年に王家の役員を務めていたサミュエル・デーモン氏が土地を継承し、現在のモアナルア・ガーデンへと整備。一般に開放され憩いの場となりました。

イギリス庭園に魅了されたデーモン氏は、世界の文化を取り入れた公園づくりを目指し、日本の茶室や庭園風の池、東洋風の建物「チャイニーズシアター」などを園内に配置。

さらに、ハワイ原産の植物だけでなく世界中の植物を育てる試みも行い、その一環として南米原産のモンキーポッドを輸入。これこそが、今や「この木なんの木」として親しまれる大樹のルーツです。

現在、モアナルア・ガーデンは私有地として管理されており、公園の保護と維持のため入場料が設けられています。ゆったりとした時間が流れる園内で、歴史と自然が織りなす特別な空気を感じてみてください。

モアナルア・ガーデン基本情報

営業時間:毎日 8:30~16:00
入園料:大人$10、子ども(6~12才)$7、6歳未満 無料
(※ハワイ在住者&米軍関係者の入園料:大人 $4、12才以下は無料、入園の際にIDの提示が必要です)
住所:2850 Moanalua Road A, Honolulu, HI 96819
電話:(808)834-8612
ウェブサイト(英語):https://www.moanaluagardens.com/

2. この木なんの木(日立の樹)について

「この木なんの木」は何の木?

モアナルア・ガーデンの真ん中にある一際目立つ大きな傘のような形をした木が、日立のコマーシャルで「この木なんの木」として有名となった木です。

前述のとおり、「モンキーポッド(俗称はアメリカネムノキ、またはサマンの木)」という名称で中南米原産のマメ科の植物です。シーズンになると糸状でピンク色のきれいな花が咲き、夕方になるとしなだれてくるのが特徴です。

樹齢130年のモンキーポッドの高さは約25メートル程あり、枝の広がりは直径が約40メートル、幹回りは約7メートル。ホノルル市に「特別な木」と指定されており、市議会の承認なくしては動かしたり伐採したりすることができないようになっています。

どれが「この木なんの木」?

モアナルア・ガーデンに行くとたくさん木があり、大きな木もいくつかあるのですが、はじめて公園を訪れる方はきっと「どの木がそうなの?」と思うはず。実際公園では旅行者たちのそんな会話を耳にします。

そこで、公園内の様子をちょっとご紹介することにしましょう。

モアナルア・ガーデン

駐車場から入口へ。向かって左側にあるギフトショップでまず入園料を支払います。大人1人$10、6才~12才までは$7、6才未満の子どもは無料となっています。カマアイナ(ハワイ在住者)の大人は$4、12歳以下は無料です。クレジットカード払いも可。

モアナルア・ガーデン

中に入るとすぐに大きな木が見えています。「あ、これ!」と思いがちですが、ちょっと待って!この木ではないのですよ。

モアナルアガーデン

その後ろに頭だけ見えている木が「この木なんの木」です。

日立の樹は入り口から入って2番目にあり、公園の中央に一本だけ悠々とそびえたっている木です!高さは約25メートル、枝の広がりは何と40メートルと言われています。

モアナルアガーデン

大きな木の下にはこのような椅子もあるのでゆったりと寛げます。

この木なんの木

木の下でピクニック風に!

モアナルア・ガーデン内の施設

冒頭でも書きましたがモアナルア・ガーデンは歴史があり、管理の行き届いた美しい公園です。ガーデン内の施設や見どころについてもご紹介しましょう。

モアナルアガーデンのギフトショップ

まず、入り口の左横にあるギフトショップ。こじんまりした店内にはお土産品などが販売されています。ロゴ入りTシャツやキャップなど、ハワイ土産によさげなアイテムもありますよ。(※掲載写真は過去に撮影したものです。写真内のアイテムや価格は当時のもので、現在とは異なる場合があります)

モアナルアガーデンのトイレ

公園内には公共トイレもあります。新しくはありませんが清掃が行き届き清潔です。

こちらの洋館は、1850年代にハワイ王朝カメハメハ5世の別宅として建てられたコテージです。当初園内の西側に建てられたコテージは何度か移動を繰り返し、デーモン家に譲与された1884年に現在の場所に落ち着きました。

モアナロアガーデンのコテージ

コテージの前にはタロイモ栽培の池が。野鳥が泳ぐのどかな風景に癒されます。

モンキーポッドのはな

10月、モンキーポッドの花が開花しています。公園内ではハワイ固有種やさまざまな植物が観られます。

モアナルア・ガーデンはウエディングの撮影場所としても人気。

モアナルア・ガーデンで注意すべき点

1.入場料を忘れずに

2.園内の植物を摘んだり折ったりしないこと

3.レンタカーで行く際には貴重品は車に残さず、荷物はトランクや見えない場所に置くこと

4.ペット同伴はできません

5.レンタカーで行く際は入り口を通り過ぎないようにする(別ルートもあり)

6.バス利用の人はフリーウェイ横の歩道を歩くので注意が必要

ハワイでは「ヒタチツリー」!

英語を話す人にとって「キニナルキ」というのはどうやら発音することが難しいらしく、「この木なんの木」はハワイ在住の旅行業関係者たちからは「ヒタチツリー」と呼ばれています。

気になる木の裏話




モアナルア・ガーデンの日立の樹は、1973年から日立のテレビコマーシャルに使われており、ハワイにある木といえば「この木なんの木」というほど有名になりました。残念ながら、日立の樹のCMの定期放送は2024年以降終了したとの情報があります。

CMソングの冒頭の歌詞で日立の樹のニックネームともなった「この木なんの木」の由来は、作詞家の伊藤アキラさんがCMに使う木のイラストを見せられた際に「この木はなんの木ですか?」、どんな木なのか、どこにあるのかと聞いたところ、スタッフがわからないとしか答えられなかったため、「この木なんの木」という歌詞が生まれたそうです。素晴らしい発想ですね。

3. モアナルア・ガーデンへの行き方

モアナルア・ガーデンは、ハワイ・オアフ島ホノルル市の H1 フリーウェイ沿いに位置しています。

 

オアフ島の人気観光地である パールハーバー(真珠湾)や ダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル空港) からも車で約10分とアクセスが良く、観光の合間に立ち寄りやすいスポットです。ホノルル到着後、空港でレンタカーを借りる方や、帰国前にレンタカーで空港へ向かう方は、気軽に立ち寄れるのも魅力です。

では、市バスとレンタカーを利用してモアナルア・ガーデンまで行く方法をわかりやすく説明します。

ザ・バス(市バス)で行く場合

ワイキキからの所要時間:約45~60分

ワイキキから出発する場合、まず、アラモアナセンターまでザ・バスやトロリーなどで移動し、アラモアナセンターの北側の道路、カピオラニ通り沿いから、3番SALT LAKE(ソルトレイク)行きに乗車します。(ワイキキ西側エリアに滞在の場合は、「Kapiolani Bl + McCully St (カピオラニブルバード+マッカリーストリート)」のバス停まで徒歩で移動し、同じ3番SALT LAKE行きバスに乗車した方が早い場合もあります。)

約30分前後で、米陸軍基地「フォートシャフター(Fort Shafter)」のゲート近くのバス停、「Kaua St + Ala Mahamoe St (カウア ストリート + アラ マハモエ ストリート)」に到着するので降ります。そこから徒歩3~5分でモアナルア・ガーデンに到着します。

Google Mapを検索をすると、今案内したバス停よりさらに3つ先のバス停を下車、その後約23分間歩いて向かうルートが表示されますが、時間がかかるため、上記の「カウア ストリート + アラ マハモエ ストリート」で降りることをおすすめします。

写真で解説:バス停下車~モアナルア・ガーデンまで

モアナルアガーデンの停留所

① 下車するバス停(カウア ストリート + アラ マハモエ ストリート)はフリーウェイの入り口右側。目印はこの道路サイン(写真上)

モアナルアガーデン

②下車するバス停(カウア ストリート + アラ マハモエ ストリート)のすぐ近くには、米陸軍フォートシャフターの基地があります。

③右側の歩道(緩い坂道)をまっすぐ、約5分ほど歩きます。

まっすぐ道なりに進むと右の方に公園のサイン(看板)が見えてきます。危険なのでフリーウェイを歩かないようくれぐれも注意してくださいね。公式サイトでも、日本語で詳しく行き方が説明されたガイドが公開されているので、参考にしてくださいね。

レンタカーで行く場合

ワイキキからの所要時間:約20分

ワイキキの最寄りの入り口からH1フリーウェイ・西行き(H1 W)に乗り直進、H201ウェストに切り替えます。7310出口のPuuloa Rd(プウウロア ロード)で降りるとすぐ右側にモアナルア・ガーデンの看板が出ているので右折、駐車場へと入ります。
YouTubeの動画でも解説しています。


写真で解説:フリーウェイ出口~モアナルア・ガーデンまで

①「Puuloa Rd. Trippler Hosp.」出口(写真右手)の方向へ、一番右側の車線を走ります

② 出口を過ぎると、次の緑の看板が右の方に見えています

③ 「Moanalua Gardens」の看板を右折

注意すべき点は、モアナルア・ガーデンの入り口がフリーウェイを降りて1分も走らないうちにあるので、通り過ぎてしまう人が多いこと。

通り過ぎてしまった時の別ルート

でもご心配なく! もし通り過ぎても、別のルートを使って簡単に行くことができます。モアナルア・ガーデンの入り口を通り過ぎてしまった場合の裏道はこちらの動画をご覧ください。目的地までほんの5分で到着できます。

帰りは、モアナルア・ガーデンの出口(入口と同じ)を右折すすと、H1イースト(東行き・ホノルル方面)、またはH1ウエスト(西行き)へのハイウェイに簡単に乗れる便利なロケーションです。

UberやLyftなどのライドシェアを利用して行く場合、時間や車種などにより変わりますが、ワイキキからは最安で片道$25~30前後で到着できることが多いようです。また、モアナルア・ガーデンに立ち寄るツアーも出ているので、行き方に不安がある方や、複数のスポットを効率よく回りたい方にはツアーもおすすめです。

ぜひ、思い出に残る時間を過ごしてくださいね!