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    ナイノア・トンプソン氏がホクレア号の日本初上陸について語る

    Nainoa Thompson Explains The Significance of Holukea's Trip To Micronesia & Japan
    ■星の航海師、ナイノア・トンプソン氏がホクレア号について語る

    ハワイアンのヒーロー、ナイノア・トンプソン氏がホクレア号で2007年4月に来日予定
    ハワイが世界に誇る航海士のナイノア・トンプソン氏が会長を務めるポリネシア航海協会が11月13日(月)にオアフ島サンドアイランドにて、2007年1月から予定している「ホクレア号」によるミクロネシアと日本へ向かう航海について記者発表を行いました。ハワイアンの教育のために設立されたカメハメハ・スクールの理事を務めるナイノア・トンプソン氏は、地元紙のホノルル・アドバタイザーの意識調査で「最も尊敬するハワイ人」のナンバーワンに選ばれたことがあるほどハワイでは人望が厚く、2001年にはチベットのダライ・ラマ法王が選んだ「思いやり深い世界のヒーロー51人」の1人として表彰されています。日本では、各地で自主上映の大ブームを巻き起こした地球と命の大切さをテーマにしたドキュメンタリー映画、「ガイア・シンフォニー(地球交響曲)」の第3篇の登場人物としても有名です。2000年もの昔から古代ハワイアンがポリネシアの島々を行き来していた時代の古代カヌーを再現したホクレア号による今回の航海は、ハワイ州政府のハワイ先住民問題事務局(OHA)、ハワイ州観光局(HTJ)、日本航空、NYK(日本郵船会社)、ヤンマーなど数々のスポンサーやボランティアの協力によって実現されますが、トンプソン氏はその意義を自らの体験を交えて語りました。

    「私の祖母がハワイ文化を受け継いでいたので、小さい頃はハワイ語を使っていたのですが、学校に上がるとハワイ語を話すことが良くないこととされていました。私が高校を卒業したばかりの頃は、ハワイ人がどこからどうやってハワイに来たかも知らなかったのです。当時の社会の風潮では、ハワイの伝統文化が尊重されていなかったからです。しかし、古代ハワイアンの伝統カヌーの復刻が全てを変えたのです。歴史に偉大な遺産があり、私達の祖先がパワフルな人々だったということを教えてくれたのです」。1976年にホクレア号でハワイからタヒチまでの航海のクルーを務めたトンプソン氏は、ミクロネシアの伝統航海士マウ・ピアイルグ師に出会い、海図や羅針盤などの計器を一切使わず天体の動きや天候などの自然現象を読み取ることで針路を見極めるスター・ナビゲーションの秘術を習得します。その後、トンプソン氏が30年間に渡り携わってきたホクレア号は、ニュージーランドやイースター島への航海をも成功させ、古代ポリネシア人が持っていた高度な伝統航海の技術を甦らせると共に、ハワイアンにとって民族としての誇りを目覚めさせ、自然と共存してきた古人の知恵を次世代に伝えるシンボルともなりました。

    ■ハワイ人の伝統航海文化復興を助けたミクロネシアへ

    ホクレア号は、全長19メートルの古代カヌー
    2007年の1月6日に出航が予定されているホクレア号のミクロネシアへの航海は、トンプソン氏の伝統航海術の師であるマウ・ピアイルグ氏とその故郷への返礼の意味が込められていると言います。トンプソン氏は当時を振り返り、「私たちハワイ人は、文化の存続のために助けが必要だったのです。1976年のホクレア号の初航海は、自分たちが何者であるかを知り、祖先とのつながりを取り戻す旅でした」と語りました。ハワイで伝統航海の復興が着実に軌道に乗った一方で、ミクロネシアに住むマウ師は90年代に「子供たちが星(や航海術)について質問してこなくなった」とミクロネシアでの伝統航海術の衰退を嘆き、2000年には伝統が失われていく絶望感を語ったことを受け、古代の航海術というハワイアンにとって偉大な文化遺産の復興を助けたミクロネシアへの恩返しとして、医療援助や教育プログラムの始動とともにハワイで建造された航海カヌー「マイス」が寄贈されます。


    ホクレア号にクルーとして乗船予定の日本人女性、内野加奈子さん(左)とトンプソン氏
    ■ホクレア号が来年、日本に初上陸
    幼い頃に日系2世のヨシ・カワノに預けられたトンプソン氏は、「4才の時にヨシから釣竿をもらって、毎日一緒に海に出ていました。私が学んだ人たちのうちで、彼が一番重要な師であったと思います」と海の世界を最初に教えてくれた日系人のことを忘れていません。家の中は全て日本式で日本文化に誇りを持っていた彼から、トンプソン氏は自分の民族への誇りを持つことの大切さを学んだと言います。また、ホクレア号の日本行きはカラカウア王の時代に日本へ渡ったこともある父親のマイロン・トンプソン氏のたっての希望でもあったとか。1,880年に明治天皇と会談したカラカウア王は、日本の皇室に縁談を持ちかけたり、同じ太平洋の国である日本との関係の強化に努め、初めて日本からの移民の受け入れを実現させました。トンプソン氏は、「カラカウア王の努力の後を継いで、日本という特別な島々へ行くことはとても光栄なことです。(中略)
    この航海を、お互いの共通点を分かち合い、小さな平和をもたらすものにしたいと思っています」と語りました。

    ミクロネシアへの航海の後、ホクレア号は4月中旬から5月下旬にかけて日本に到着する予定で、寄航する場所は、沖縄、熊本、長崎、福岡、山口、広島、愛媛(宇和島)、横浜となっています。古代のロマンと未来への希望を乗せたホクレア号がハワイから日本へやってくるのは、もうすぐです。


    フロントにハワイ州旗、バックにはホクレア号をデザイン。Tシャツを買って「ホクレア号」を応援しよう! 
    ハワイ州観光局ホクレア号日本航海事務局
    電話:03-3573-2511
    ホームページ(日本語):www.gohawaii.jp

    ホクレア号航海記念Tシャツ:
    ハワイ州観光局では、ホクレア号のチャレンジを応援するために記念Tシャツを作成し、売り上げの一部を「ホクレア号航海プロジェクト」を企画運営しているポリネシア航海協会(ポリネシアン・ボヤージング・ソサエティ)に寄贈されます。応援したい方は、ハワイ州観光局のウェブサイトをご参照ください。

    ■関連情報 / 応援しよう、アロハ・スピリット一杯のホクレア号
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