ディナーショーやフラダンス、ディナークルーズ... その他にも、ハワイには楽しいアクティビティがいっぱい。このコーナーでは、ハワイ旅行をもっと楽しくしてくれるアクティビティ情報を順次、ご紹介します。
ハワイの最新ミュージカル「ワイキキ・ネイ」
■新しい形のエンターテイメントショー、「ワイキキ・ネイ」
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2008年10月3日にこのショーは一時閉幕いたしました。
新しく生まれ変わったワイキキのロイヤル・ハワイアン・センター4階のショールームで最新ミュージカル「ワイキキ・ネイ」の公演が2008年8月に開幕し、話題を呼んでいます。「ワイキキ・ネイ」にはラスベガスを代表する有名なショーの演出家、タッド・デューカル氏、シルク・ド・ソレイユのエグゼクティブ・プロデューサーなどを務めた、ロジャー・パレント氏、ハワイの観光業界の中心的存在のロイ・トクジョー氏の3人のプロデューサーが携わっています。それぞれのアイディアが豊富に生かされ、ハワイ文化を正しく伝えるためにカメハメハ・スクールズやビショップ博物館のアドバイスも受けています。最先端のアクロバットやダンス、照明やサウンドを駆使し、会場全体がパフォーマンスの場となります。「ワイキキ・ネイ」の「ネイ」にはハワイ語で「愛しの」、「今」という2つの意味があります。ハワイ王朝最後の女王リリウオカラニの時代から現代までのワイキキをハワイの伝統的なチャント(詠唱)やフラで、見る人をぐんぐんと幻想の世界へ誘ってくれるこの「ワイキキ・ネイ」を編集部員の亜矢が取材しました。
会場前に着くと、入り口の前に人だかりが... お客さんのほとんどが地元の人のようです。今、ハワイ中の期待を背負っているのが、この「ワイキキ・ネイ」というショーなのです。これからどんなステージが繰り広げられるのかワクワクしている様子が伝わってきます。テンションの高い会場案内役にチケットを見せ、中に入るとバーカウンターがあり、飲み物やポップコーンなどの軽食が買え、会場内にも持ち込みできます。ホラ貝を鳴らしての心にくい開演のお知らせで会場内に入ります。半円状のステージの周囲には750の座席が並び、天井が高く、座席も次の列との段差がかなりあるので、前列の人の頭が気になりません。
カーテンが開くと、迫力のあるパフドラムと竹の棒を持ったダンサーがステージ上でカヒコ(古典フラ)を始めます。力強いカネ(男)の踊りの中にワヒネ(女性)ダンサーも2名混じっていて、ハワイを、ワイキキを誇りに思う島の人々の気持が伝わってきます。その後、案内役のクプナ(長老)によって、ハワイ文化のスピリチュアルな魅力と都会的な観光地として移り変わる「ワイキキの歴史」が12のお話で紐解かれていきます。
●到着
遠方から海や空を渡り、ワイキキに到着する旅行者を現地の人がレイやフラ、ウクレレで温かく迎えます。ダイヤモンドヘッドをバックに、このとても愉快なショーの始まりでステージの秘密が少し明かされます。夜に変わるシーンが幻想的です。
●魚網
長年、海と共に生きてきたクプナ(長老)が若い漁師たちにワイキキ・ビーチに流れる3本の川について話します。クプナは、先人から生活の知恵として代々受け継がれた漁網「ウペナ」を孫に受け継ぎ、孫は若者達とは漁に出ます。アクロバットを交えた演技で海の恐さを表現する場面ではハラハラドキドキ...
●サーフィン
ハワイで生まれたサーフィン。自然に敬意を払いながらサーフボートに乗るハワイの人々の中に旅行者が混じります。会場を圧倒するパーフェクトウェーブを一緒に迎えると、そのサーフボードのシルエットが高層ビルに変わっていきます。ワイキキの時代と共に変化する姿をとても素敵なアートで表現しています。
●宴
島の人々と旅行者は、それぞれの才能、文化を紹介しあいます。客席をも巻き込んで盛り上がり、ビーチ、桟橋、ホテルにも、異文化と出会う喜びに満ち溢れます。
●浜辺の灯火
語り手が満天の星空のもと、ハワイ王朝最後の女王、リリウオカラニの邸宅の庭園の彩りや香りを懐かしそうに話します。ピカケ(ジャスミン)と紫色の花を咲かせるプア・カラウヌ(クラウン・フラワー)の香りが会場中に広がります。
●鼓舞
イオラニ宮殿に幽閉されたリリウオカラニ女王が、ワイキキにある自らの庭園の甘い香りを歌に綴ります。密かに届けられた新聞を読み、キルトをしながら「クウ・プア・イ・パオアカラニ」と題した曲を口ずさむ女王の心は、島の人々の思いとひとつになります。観光地として栄える前のハワイの悲しい歴史を感じる場面です。
●建設
急速に近代化が進む中、島の若者達にハワイの伝統文化を受け継ぐようにクプナは説きます。目まぐるしく変貌する風景を前に若者達は、伝統を守りながら新たな文化を築いていくことを誓います。小道具を巧みに使いながら、活気のあるワイキキを上手に表現しています。
●自然
ハワイの森の中で、美しい自然を賛美する庭師の親子。ハワイでは、「小雨はブレッシング(恵み)」といい、清めやお祝いの意味があります。ブレッシングを浴びながら2人はレイを作り、大地への深い敬愛の念を分かち合います。この場面の照明や小道具が、本当に森の中にいると錯覚するくらい美しい。
●カヌー
古来の文化が蘇ったことを暗示するかのように、森からアウトリガー・カヌー(ポリネシアの伝統的なカヌー)の贈り物が現れます。パドラーの若者たちが、チャントを唱えながら、圧倒される海のエネルギーに立ち向かいます。力強い海の男に惚れ惚れしてしまいました。
●海水浴
ワイキキ・ビーチでは観光客たちが、真っ青に透きとおった海と日光浴を楽しんでいます。日焼け止めをぬりながら、太陽を求めて動き回る姿をコミカルに演じます。一方、クプナは海岸の砂を手に取ると一人静かに生まれ育った故郷に思いをはせ、ちょっと切なくなる場面です。
●水中バレエ
旅行者と島の若者が水中でダンスを繰り広げます。カーテン越しに見えるアクロバットはとてもロマンチック。異なる文化が交わり、川が海に流れ込んで淡水と海水が混ざり合う様を演出し、ワイキキという街を表現しています。
●旅立ち
旅行者たちは、短い滞在の中でも想い出に残る時間と新しくできた島の友人たちに感謝の気持を伝えるとワイキキから旅立っていきます。島の人々の心の中には、再び川が流れていき、進化しながらハワイの伝統をはぐくんでいきます。
この12のお話でショーが終わった時には、観客は総立ちになり、会場いっぱいに「ハナホー!(アンコール)」の声が広がりました。ハワイの人々の創造力を改めて感じずにはいられないショーでした。
「ワイキキ・ネイ」は始まったばかり。これからも、より感動するショーにするため、ハワイ文化とともに、もっともっと進化していくそうです。しばらくは、この「ワイキキ・ネイ」から目が離せそうにありませんね。 |
(2008年9月更新)
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